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かわいい女子が語る怪談 松嶋初音の「初音怪談」

霊感の強い芸能人っていますよね。そんな芸能人が語る怪談は面白いものが多いです。
グラビアアイドルの松嶋初音さんもその1人。

その松島初音さんの怪談本をプロデュースしたのは、新耳袋の著者の木原浩勝氏。
あとがきで「怪談の質と量が素晴らしい!」と絶賛されるほど、松島初音さんは色々な体験をしています。

松嶋初音 初音怪談その怪談をまとめた本が「初音怪談 私と小さなおじさんのこと」
残念なことに今は絶版になっており、電子化もされていません。
私はどうしても読みたくて、amazonで中古本を1円で購入しました。

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松島初音の「初音怪談」感想

若い女性の視点で語られる怪談はかなり新鮮でした。
収録された怪談はすべて松嶋初音さんが体験した話なので、彼女の主観が入っています。
それがまた「新耳袋」とは違った味わいがあっていいんです。

松嶋初音さんの性格が素直でかわいらしいせいか、怪談本でありながらも、全体的にかわいくてほのぼのした雰囲気になっています。
しかし侮るなかれ、木原浩勝氏が絶賛するように、収録された怪談はかなりのクオリティーの高さで、散々怪談を読み散らかしてきた怪談ファンでも十分に満足できる内容になっています。

「初音怪談」に収録されている怪談

「初音怪談」に収録されている怪談は全部で25話。
「新耳袋」のように不可解な話もありますし、ゾッとする怖い話もあります。

でも「初音怪談」は、切なくてキューンとなってしまうような話や、他愛もないかわいい話、フフっと思わず笑ってしまうような話が収録されているのが特徴です。

どの話もクオリティが高いのですが、特にすごい話は「ゆうこさん」と副題にもなっている「初音と小さなおじさん」。
どちらの話も、小説化や映画化できるほどの怪談です。

切ない恋愛怪談「ゆうこさん」紹介

中学1年生の初音はある日、母親とケンカして家を飛び出し、駅のホームで時間をつぶしていた。

気を紛らわせたくなった初音は「タバコを吸ってやる!」と自動販売機の前に立った。

タバコを買おうとすると、耳元で「それだけは許せません」と男の子の声がした。

周りを見回すと誰もおらず、向かいのホームに学ランを来た同い年ぐらいの少年がいるだけだった。

それから初音は、その不思議な少年のことが気になり毎日駅に通うようになる。

初音はいつの間にか少年のことが好きになっていた。
そのうち少年も初音の方を見つめてくれるようになった。

ある日、初音は勇気を出して少年に声をかけてみるようとするが…。

甘酸っぱい初恋を思い出すような、切なくていい話です。

思春期の女の子の思いが飾らない言葉でつづられていて、それがまたイイ!
小説化・映画化したらかなりヒットするんじゃないの!?と思わせる話です。

ほのぼの日常怪談「初音と小さなおじさん」紹介

初音の家に、ある日突然小人のおじさんが現れた。
頭は禿げて小太り、薄汚れたランニングシャツに短パン姿の手のひらサイズの小さいおじさん。

初音はこの世のものではないおじさんが嫌いだったが、なぜか母親は「かわいい」と言って世話をしだした。
初音と母親と小さいおじさんのほのぼのした、ちょっと変な共同生活。

小人のおじさんとの共同生活は1年半にも及び、初音は少しずつおじさんと心を通わせるようになっていた。
そんなある日、おじさんは現れたときと同じように突然姿を消してしまう…。

“借りぐらしのアリエッティ”ならぬ“短パンぐらしのオジエッティ”が家に居着いてしまうという愉快な話。

かわいい女の子の小人ではなく、ちょいハゲで小太り、ランニングシャツのおじさんの小人が現れた、というあたりがリアルです。

小人おじさんは人形のベッドでスヤスヤ眠ったり、お母さんの料理の手伝いをしたり、おばあちゃんに冷凍庫に入れられたり、初音のなくした指輪を見つけ出したりと色々面白い事件を引き起こします。

おじさんが突然姿を消してしまったことにショックを受ける初音とお母さん。
家族のようになりかけていた3人の関係が終わってしまったことが切ないです。


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