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最終巻「新耳袋 第十夜」最恐!人形怪談収録

新耳袋 第十夜
いよいよ最終話を迎える「新耳袋 第十夜」。
第十夜といえば、人形怪談といえるほど恐ろしい人形の怪談が収録されています。

また、新撰組の怪談や「山の牧場」のプロローグにあたる怪談など、最終巻にふさわしい豪華な怪談が収録されています。

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人形怪談

各話がバラバラに配置されていますが、収録数が多く恐怖度の高い怪談ばかりです。
普段から人形に恐怖を感じる人は、ますます怖くなることうけあいです。

特に第三十五話の「和人形」の怖さとインパクトがすごく、第十夜の見どころは人形怪談にある、と言っても過言ではないでしょう。

人形怪談紹介

第三十三話 着せ替え人形
全く遊ばずにしまいこんでいた着せ替え人形が、持ち主の女性に復讐しようとする。
人形が押し入れから脱出したり、庭を歩き回ったり、首を締めたりするホラー映画ばりの行動力。
第三十五話 和人形
小学生の男の子たちが、廃屋で見つけた気味の悪い人形。恐ろしい力を持った人形が男の子の家まで復讐にやって来る。
恐怖のあまり一家を引越しさせたという最恐の人形怪談。
第六十一話 古人形
実家の蔵から出てきた男の子の人形。
人形をめぐる兄弟のやり取りと、人形のリアクションが面白い。
第七十四話 洋人形
まぶたが開閉するアンティークドールの奇妙な話。
持ち主の結婚と離婚に連動して、仕様が変わってしまう不思議な人形。
第八十七話 お通夜
おばあちゃんからもらった日本人形にまつわる話。
少しほのぼのするが、不気味な話。

「新耳袋 第十夜」の感想

新耳袋 第十夜 感想第十夜には、新撰組に関係した怪談3話、「山の牧場」のプロローグになる著者中山市朗氏の卒業制作で起きた怪談なども収録されています。
新撰組の怪談は、歴史に埋もれた知られざるエピソードという感じで、新撰組マニアには必見です。

「山の牧場」のプロローグは、ちょっとこじつけのようなエピソードが多いですが、「山の牧場」に繋がる過程に新耳袋ファンなら感慨深くなることでしょう。

「新耳袋 第十夜」ハイライト

「第十夜」で印象深かった話・ものすごく怖い話を紹介します。

面白かった話

第二十七話 ホウロウ看板

日差しがきつい、夏の昼下がり。大学生のKさんが、何度も通ったいつもの道を友達の住む学生寮に向かって歩いていた。
ふと気付くと見覚えのない場所にいた。

少し先に昔の駄菓子屋のような店があった。えらくレトロな店だ。
道を尋ねようと店先をのぞいたが誰もいない。店の壁に変なホウロウ看板がある。
うぐいす色の背広姿に満面の笑みを浮かべた若き日の植木等。その下に「ボンシチュー」の文字。
「へぇー、昔はシチューがあったんや。カレーなら知ってるけど」
歩いていればそのうち知っている所に出るだろうと、店をあとにして歩き出した。

ほんの少し歩いただけで、すぐに学生寮の前に出た。
集まっていた友人たちに、Kさんが今しがた見たレトロな店とホウロウ看板の話をすると、誰もそんな店と看板は見たことがないと口をそろえた。
すぐ近くだから確かめに行こうということになった。
ところが、店どころかその道が見つからない。とうとう夕暮れになったのでKさんたちはあきらめた。

それからも何度か同じ道を通って学生寮へ行ったが、二度とあの道を通ることはなかった。

多分、何かに化かされたのだと思いますが、愉快な体験ですね!
「ボンシチュー」って本当にあったのかな?と調べたら、本当にあった!しかもイメージキャラクターは植木等!
ボンシチュー 植木等ボンカレーの姉妹商品として1971年に発売され、植木が歌う「この際、カアちゃんと別れよう」がキャッチコピーになったそうです。(wikipediaより)

新耳袋 第十夜 最恐話ベスト3

第七話 二階

Mさんという女性が体験した話。
Mさんの家の近くの土地に、木造2階建てが4~5軒連なった長屋があった。
その長屋が、マンション建設のために取り壊されることになった。
Mさんは、長屋がなくなる前に中が見てみたくなったので、友だちを誘って無人の長屋に探検に入った。

長屋の中の畳や壁は思ったより傷んでいて、ボロボロになっていた。
2階も見てみよう、とみんなで階段を上り、先頭の男の子が部屋に入ろうと襖を開けると「ううわっ」と声を上げた。

「なに?」と中をのぞくと押し入れの襖が倒れている。
襖の下に何かが挟まっていて、襖が浮いている。その下から長い髪の毛が伸びている。
はじめは息が止まるほど驚いたが、何が起こるわけでもない。
「多分マネキン人形かカツラだよ」と別の男の子が、その髪の毛をつかもうとした。

その瞬間、襖の下から「むぉーん」と、はっきり女の声がして髪の毛がズルズルッと襖の下に引き込まれた。
絶叫してみんな一斉に外へ飛び出した。あまりの怖さに涙が止まらなかったという。

「いまだに思うんです。もし襖を持ち上げていたら…って」とMさんは鳥肌を立ててそう語った。

謎のうめき声「むぉーん」怖い!
一体襖の下にはどんな女がいたのでしょうか?

第二十二話 黄色い水槽

観賞魚専門店でアルバイトしていたMさんという人が体験した話。
レジ番をしていると、店の奥からバシャバシャバシャと魚がはねる音とは明らかに違う、水をかきまわすような音がする。
何だろうと見に行くが、変わった様子はない。こんなことが何度かあった。
そのうちに、その音は壁際の黄色い水を張っただけの水槽からしていることがわかった。

ある日、Mさんが休憩を取ろうとレジを離れたときのこと。
バシャバシャバシャとあの音がした。
チャンスとばかりに、すぐに走って例の水槽を見た。腰が抜けそうになった。
黄色い水の中に女性の白い腕が入っている。
何かを捜しているように中をかき回して、ザバッと水槽から出た。
水槽のすぐ後ろは壁で、体はおろか人の手ですら入る隙間などない。

あるとき、めったに店に顔を出さないオーナーが来た。
「腕を見ました」と耳打ちすると、オーナーの顔は真っ青になった。
オーナーはしばらく黙っていたが、重い口を開いてこんな話をした。

以前、その水槽には普通に魚を入れていたのだという。
ところが、なぜか中の魚がぐちゃぐちゃに潰れていることが何度もあった。
原因がさっぱりわからないので、休みの日に水槽の前に椅子を置いて見張ることにした。

何時間かしてバシャバシャバシャという水音に驚いて顔を上げると、女の手が水をかき回している。
それが魚をつかむとグチャッと握りつぶした。
何度かそれを繰り返すと手はザバッと水から出て消えた。
空にしてしまうと、あの腕が別の水槽に出るかもしれない。そう思って魚を入れない水槽にしたのだという。

Mさんはその日かぎりでアルバイトを辞めた。

怖いけど、潰された魚がかわいそう…。
私だったら、女の手が出る水槽に清め塩を山盛り入れてやります!

第三十五話 和人形

Kさんは小学校2年生まで大阪府のK市に住んでいた。
通学路の途中に塀に囲まれた大きな空き地があった。
ある日、Kさんは2人の友達と一緒に、塀に開いた穴から空き地の中に探検に入った。
空き地の奥には平屋建ての家があり、火事で家の半分が焼失していた。
「おっ、こんなある!」「変なもん見つけた!」と言いながら、3人はその家の中を探検して歩いた。

そんな中、Kさんはある部屋に箪笥を見つけた。
引き出しを開けると、焼けていない衣類の間から、煙で煤けてボロボロになった和人形の顔がのぞいている。
まるで人形が火事から逃れるために箪笥にもぐりこんだように見える。
そんな想像をしたせいか、怖くなって別の部屋にいる友達を呼びに行った。
友達と一緒に部屋に戻ると、いつの間にか人形が衣類をはねのけてむくっと起き上がっている。
「この人形生きてるみたいや」怖くなった3人は全力で空き地の家から逃げ出した。

翌日、Kさんたちはクラスでこの話をした。一晩たつと、あれほど怖かった体験も冒険談のように思えたからだ。
それを聞いて、その人形を見たいという子が出てきた。
話のなりゆきであとに引けなくなり、仕方なく学校帰りに昨日の3人ともう2人でその家に入った。

箪笥のある部屋に向かったが、起き上がっているはずの人形がいない。
みんなで顔を見合わせたそのとき、箪笥がギシギシと小刻みに震え出した。
さっきまでなかったのに、いつの間にか箪笥の上に和人形がいた。
逃げ出したいが、怖くて足が動かない。
ずっと後ろの部屋の奥から、あははははと女の子の笑い声がして、人形がゴトッと目の前に落ちた。

必死に逃げ帰ったあと、誰かがこのことを親に話したらしく、地域を巻き込んだ大きな騒動になった。
ほどなくして、Kさんはお父さんの仕事の関係で引っ越しをした。
Kさんはそれであの出来事は終わったと思っていたが、恐ろしい後日談があった…。

3話構成の長い話なので続きは本編で!
続きがめちゃくちゃ怖いです。個人的に新耳袋の中で一番怖い話だと思います。
怒り狂った人形が復讐にやって来ます。

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